廃線から14年 1992年の神岡鉄道
音声データが行方不明のまま、
緊張した空気が充満している中で、
ブログを書いて参ります。
(さわれぬ髪に、カツラ無し。間違えた・・・)
ナゲーは、ふざけた事が大好きなので、
とろくさい事ばかりやってますが、
とある日の、しょーもない話し。
嫁さんのお母さんが、ナゲー家に来たとき
(怒りが冷めない距離の実家です)
詳しい事は忘れちゃいましたが、
調味料を使いたいので、
嫁さんが、これを渡したそうです。↓
「ロジョラ?」
「ヨショチュ?」
「新しい調味料?どんな味?」
見事に引っかかって頂いた、嫁さんのお母さんに
涙がチョチョ切れるナゲーです。
(非売品ですので、ご注意下さい)
ということで、こちらはイタズラしてない
鉄道写真、ご紹介して参ります。
本日は、クルマの運転が大嫌いなナゲーが
1992年10月29日の様子です。
現在でも、ちょっと遠くへ撮影に行くときは
真夜中出発が鉄則。
この日も、朝に到着できるように
真夜中に出発しました。
高山本線沿いに、走り続けて
1枚目に撮ったのが、坂上~角川間の線路沿い。
雨模様で非常に暗く、列車がブレてしまいました。
しかも、「クマ出没注意」の看板が、あちこちに立ち
民家も一軒もない山中。
(ナゲー出没注意よりは、マシか)
(ついでに自慢ですが、大型Ⅱ種免許も持ってます。役に立ってませんが)
命を危険にさらしながら、JR猪谷駅に到着。
どちらの所属かというと、「JR西日本・高山本線」になります。
そういえば、JR東海さんの境界駅って、
全部JR他社の所属ですかね?
この時以来、行ってませんが、
とても寂しい、ナゲーにはうってつけの駅でした。
もう少し、クルマを走らせます。
この時は車載オーディオは、カセットテープだったので
岡村孝子さんのベスト版をダビングして
何往復も流しました。山だからラジオも入らなくて。
なぜ神岡鉄道か?というと、
この頃からすでに、廃線の噂がチラチラ聞こえてきたので。
終点の「奥飛騨温泉口駅」に、ようやく到着。
ただの温泉口であって、駅周辺に温泉は無し。
サギに近い駅名ですが、奥飛騨温泉郷はまだまだ先。
元々「神岡駅」だったので、変える必用も無かった気もしますが。
(ナゲーもそろそろ改名しようかな?公募しよかな)
1992年時点で、駅名標はオワタ感があります。
1984年に第3セクター鉄道に転換して
8年ほどで、この状態。
駅構内には、大量のタンク貨車が放置。
貨物列車自体は、2駅手前の「神岡鉱山口駅」まで。
廃車の車両なのかな?
それにしても、人が誰も居ない。素晴らしい事です。
表のタンク車から隠すように留置されていた
「KMDD13形ディーゼル機関車」の廃車体。
「KM」は「カミオカ・マイレール」の頭文字。
敷地内なので、許可を取りたかったのですが、
列車も全く来ないし、ゴメンナサイで撮りました。
(何度もですが、ゆるい時代でしたので)
1時間くらい待ったでしょうか?
ようやく列車がゴトゴトと入ってきました。
出ました!これが撮りたかった!
「KM-100形気動車」
登場した当初は、「これが車両か?」とナゲーが思うような
デカデカと書かれた「おくひだ1号」の文字と、変な顔。
元はといえば、「国鉄キハ20形」の機器を流用。
クルマを放置して(どこでも置きたい放題)
猪谷駅まで1往復乗りました。
お客さんは、ナゲーを含めて最後まで1ケタ。
再び、JR西日本・猪谷駅に列車で舞い戻り。
折り返し時間が、かなりあったので
JR西日本さんの「キハ58系」も撮影。
高山線専用地域色の塗装にされてしまってましたが、
国鉄色派のナゲーでも、緑色は好きだったので
勝手にこの塗装は好きでした。
(ホントに勝手なナゲーです)
高山行きと富山行きが、行き違います。
すでに西日本の列車は、ワンマン化されていました。
ほとんど誰も乗らないまま、富山行きが先に発車。
続いて高山行きも発車。
「おくひだ1号ちゃん」と、ちょっと顔合わせ。
山奥へ去って行きました。
緑井色車両の難点は、山と同化してしまうこと。
やはり、国鉄色の方が「バエ」ますね。
(この言い方、ハエが飛んでるみたいでイヤです)
折り返しの「おくひだ1号ちゃん」に乗ってバッタ返り。
(トンボじゃないの?バッタじゃダメなんですか?)
奥飛騨温泉口駅へ戻って、くるまで移動。
「神岡鉱山前駅」に来ました。
駅前には、神岡鉱山が広がります。
硫酸が出るそうなんですが、その輸送が
トラックでは危険ということで、鉄道輸送が残されました。
「イタイイタイ病」公害は、あまりにも有名ですね。
(ナゲーナゲー病もひどい病気です。)
貨物列車は1日1往復。昼頃の発車。
入れ換えが始まりました。
ワオ!貨物列車の定番!
ホームをはみ出して停車は当たり前。
入れ換えをやっていた係員さんに、
「機関車を撮りたい」と言ったら、
二つ返事で、線路内立ち入り快諾!
有り難いことです。
真っ黒な、ナゲーの腹と「KMDE10形」ディーゼル機関車。
一番汚れが目立たない塗装ですかね?
JR九州さん・DE10形の先陣を行く塗装。
この色も撮影者泣かせですね。
エンブレムと★のマーク。
現在の「スーパーカミオカンデ」を予見するような。
放熱器ファンが回っている事を
確認出来るように、普通は円板が付いてますが
★に交換してあります。オシャレ!
車庫には、「おくひだ2号ちゃん」が冬眠中。
(まだ冬には早すぎるけど)
廃線まで、この2両でがんばりました。
やはり人通りは、ホボゼロ。
岐阜まで一般道を帰らないといけないので、
そそくさと撤収しました。
神岡鉄道を撮ったのは、これが最初で最後。
駅間の走行写真は1枚も撮らなかったですが、
おくひだ1号ちゃんもバッチリ撮れたので、
廃線は残念ですが、一応記録としては残せました。
廃線利用の「レールマウンテンバイク」
いつか行きたいと思ってます。
チョー危険な国道41号を、イヤイヤ帰るナゲーでした。
任侠まるの、オモテの顔・・・。
今日はこの辺りで失礼します。