最近、「ハゲ」が付く言葉に、
異常に強烈な拒絶反応を起こすナゲーですが、
(ハゲフィラキシーショックとも言います)
例えば、「励ます」とか、
(ちっとも励まして無いし、ハゲ増しなら分かるけど)
「ハゲむ」とか、(励んでどうするの?)
「ハーゲンセール」とか、「ハゲンの品格」とか。
(ハゲにも品格はあります)
宇宙戦艦ヤマトの「ハゲー砲」とか、
(ハゲー砲!ッテーーーーー!ドカ~ン!)
「はげ落ちる」とか、(ジャカマシーワ!)
もう一つ、異常な抗体反応を示す言葉も。
(ナゲーT細胞が、体内に入ったウィルスを殺す感じ)
「味が薄い」とか、「薄いハム」とか、
「薄情」とか、(それナゲーそのまんまやんか!)
「ウスイーツ」とか、(そんな言葉あったか?)
「ウスターソース」とか。(ドロドロやな)
でも、「ハゲ」よりは「ウスイ」方がマシかな。
髪は薄いけど、人情も薄いナゲーです。
(人じゃない、人でなしなので)
ということで、
本日も、激しく薄っぺらいナゲーブログ
進めて参ります。
取り憑かれたように、あちこちへ行った時の
汚写真が続きまして、恐縮でありますが、
ある鉄道の魅力に取り憑かれたナゲーの汚写真
ご紹介して参ります。
タイトルに書いてしまってあるので、
もう分かっちゃってますけど、
1997年9月30日、惜しまれつつ廃止された、
北陸(長野)新幹線開業と引き替えに、
裁判をしてまで存廃を争われた線区。
1893年に歯車の力で急勾配を登る「アプト式」鉄道として開業、
1966年に電気機関車で上り下りする「粘着方式」に変更、
104年の歴史に幕を閉じました。
「碓氷峠」に思いを馳せていたナゲー。
(薄い頭に悲しい思いを馳せている現・ナゲー)
2泊3日の行程を組み、碓氷峠初体験しました。
1996年5月6日。廃線1年4ヶ月前。
クルマにて、約6時間かけて
いきなり変な色の「165系電車」が停まっていたので撮影。
「モントレー色」というそうですが、意味は不明。
どなたかご存知でしたら、ご教示ください。
もう居ました!「EF63形直流電気機関車」
横川~軽井沢間は、この機関車のエスコートが無ければ、
どんな列車も走ってはいけない区間。
この区間を走るためだけに製造された機関車。
1962年から、全25両が製造され、
そのうち2両は急勾配で暴走事故を起こし大破、この世を去りました。
それほど危険な、66.7‰(1000mで66.7mの標高差)。
在来線のどんな列車・車両とも連結でき、
軽井沢へ行くときは、後ろから押して、
帰るときは先頭に立って、押してくる列車を抑制する役目。
危険なときに、強力な磁石でレールにへっつく
「電磁吸着ブレーキ」という特殊ブレーキも装備。
地元の人には「ろくさん」と呼ばれて、親しまれたそうです。
クルマで来たので、粘着線開通で廃止された
アプト線の遺構を見に行きました。
クルマから見えるのは、数えるほど。
こちらは、「碓氷第6橋梁跡」
アプト式のほとんどの橋梁は、レンガ造りでした。
旧道を走って、「峠の釜飯」で有名な「横川駅」へ。
周辺に民家は少ないですが、
電気機関車の連結・開放儀式を行うため、全列車停車した駅。
モタモタしているうちに、JR西日本さん「特急・白山」が到着。
7~8分の短い停車時間で、峠の釜飯にお客さんが群がります。
駅構内には、100年の歴史がある「横川運転区」
「EF63形」のネグラです。
横川~軽井沢間11.2kmを運転するためだけの運転士さんも配属。
沿線へ撮りに行きます。
もう、この時点で、ナゲーは涙目です。
横川駅からちょっと離れた所。
「189系・特急あさま 長野行き」が
EF63形重連の力を借りて、グイグイ登っていきます。
この辺りは、25‰の助走区間。
(女装して走るのは、見たくないです)
今度は上野行き特急が、ホントにゆっくりした速度で
急な坂道を、EF63形がストッパーになって下りて来ました。
廃線1年以上前なので、ドマニアさんの姿もほとんど無し。
25‰の下り坂で、これぐらいの傾き具合。
66.7‰は、この傾きの約3倍の傾き。
電車に乗ってると、足にちょっと力が入るような感覚。
ものすごい雄叫びを上げながら走る「EF63形」
モータを発電機として、いわゆるエンジンブレーキ状態で走ります。
巨大電気抵抗器をモータに接続するので、
ハンパネー熱が発生、その抵抗器を冷やすために
超巨大オバケ扇風機が機械室内で唸りを上げているので、
「EF63形」が雄叫びを上げているように聞こえます。
再び、特急あさま長野行きが来ました。
ほぼ30分間隔ぐらいで、上下列車がやって来ます。
ナゲーは、もう放心状態。
電車の運転士さんは、ただ座ってるだけです。
え?ええ?マジッすか?自動運転?
後ろから「ろくさん」が、グイグイ押してきます。
電車は「189系」。末尾「9」は電気機関車と「協調運転」出来る印。
ドマニアの方はご存知かと思われますので、簡単に説明します。
実は、この区間の勾配を登っていく電車では、先頭で運転をしません。
全て電気機関車の運転士さんが運転しております。
じゃあ何で、電車が先頭で走ってるの?というと、
軽井沢方面の電車の運転士さんは、信号を確認して
電気機関車の運転士さんに、無線で伝えるだけ。
加速・減速は全て電気機関車の運転士さんがこなします。
急勾配のため、連結できる両数が決まっていて、電車は8両まで。
さすがの「ろくさん」でも、たくさんの両数は押せない・・・・。
それだと、特急電車ではお客さんがあぶれてしまうので、
長編成にしないといけない。どうしたもんか・・・・・。
実は、「9」以外の電車はただ、押されてぶら下がっているだけ。
ならば、電車も一緒に力を合わせて走れば登れるのか!
両方の力を合わせて登ることで、12両の長編成化を実現。
「協調運転」という運転方法を実現しました。
(協調は、ナゲーが最も苦手とすること。ボッチだからね)
では、電気機関車の運転士さんはどこで運転してんの?
どこだと思います?ドマニアさんは知ってますね!
電車との連結面の運転台だと思うでしよ?ブブー!
間違えた方は、ナゲー化給付金を振り込んで下さい。
答えは、最後尾の運転室。????
そうなんです。後ろ向きに運転していくんです。
(ドヤ顔、勝ち誇った気分のアホナゲー。これだからドマニアナゲーは・・・)
登山は登るよりも、下りるときの方が恐いと言われますよね。(たぶん)
(ナゲーも上り下りが激しいです。それ病気やね!)
重要な運転機器は、全て坂道を下りる側、
麓側の横川駅側運転台に装備してあります。
反対側の運転台は、機関車単コロで走れるだけの機器しか装備してありません。
坂道を下りてくる方が重要なので、
運転台の位置を変えなくても良いように、
軽井沢方面に行くときも、後ろ向きに乗ったまま運転するスタイル。
前を向いたままクルマをバックさせて全力走行する感じ。
その他にも、2重3重の安全装備がされていますが、
全校集会の校長先生や来賓のお話みたいに
ナゲーくなってしまうと、ただでさえ誰も読まなくなってしまうので
またの機会に回します。(もうやめといた方が良いかも)
軽井沢方面へは、軽い足取りで
(ダジャレ言うんじゃ無いよ!つまらん)
軽井沢方面は押すだけなので、時速60Km程度まで走りましたが、
横川方面の坂を下りる列車は時速37km以下の厳しい制限がありました。
それ以上スピードを出すと、
普通のブレーキでは止められなくなり暴走してしまうので。
お客さんは景色が良いところをゆっくり走るので、
旅気分を味わう、素敵な区間でしたが、
運転する方は、毎回毎回緊張感の連続だったようです。
一歩操作を間違えば、暴走してパンパラパンですもんね。
運転士さんのご苦労が、手に取るように分かる碓氷峠です。
次回も、ご紹介して参ります。
ちょっと中が見えないな・・・。足が吊りそう・・・。
今日はこの辺りで失礼します。